『夫婦の奇跡』

「ホントか!?　これは!?」

テレビにツッコミを入れて、
独りごちました。

NHKの朝の連続ドラマを
観ていた時です。

キアリス創業の女性4人のうち、
3人の女性が既婚。
1人が未婚。
(この未婚の彼女は、
ドラマの終盤に伴侶を得るようですが)

既婚女性3人の夫婦がそれぞれ、
今までの人生を振り返って、
「ありがとう」
と、死ぬわけでもないのに、
言い合うのです。

3組の夫婦が、
次々と互いに感謝を
述べ合うシーンが流れます。

ちょぅど、全員が会社を
引退した後だからかもしれませんが、

人生を振り返り、
互いに一緒に生きてきたことを
感謝し合うのです。

ドラマです。
演出の世界です。

では、実際の長年連れ添った夫婦が
互いに改めて、
「ありがとう」
と言葉にして掛け合うのでしょうか?

毎日一緒にいる人に、
改めて人生を振り返り、
感謝を述べるって、

これは本当に素敵なことだと
思います。

普通は、今更言えない。
なんてよく聞きます。

夫婦の営みすら、
今更恥ずかしくてできない

という夫婦も何組も見て、
驚いたくらいです。

私は、ガシガシ口に出して
言ってしまうほうですが。

互いに一緒に生きてきた
人生について、

ありがとうと言い合う、
夫婦は世の中にどのくらいいるので
しょうか。

長年を共にする夫婦となる時間は、
今世ではもう経験するのは私には無理ですが、

この光景に、
眩しさを覚えると共に、

こんなきれいな夫婦ばかりなら、
世の中、平和だと、

少し意地悪な気持ちにもなりました。

でも、長年連れ添うことができる
ということは、それだけでも、

大変な尊敬に値する
ことだと思っています。

夫婦になるって、
独身の私からすると、
ある意味奇跡ですな。