『独中女の恋愛事情』

~2012.4月から連載した
『独中女の心の叫びを聞いてくれ』のリライトです~ vol.2

40代の独身の中年女を独中女と呼ばせて頂いた第1回。

今回は、独中女の婚活・恋愛事情を探ってみたいと思う。

『婚活』と聞いてイメージするものは何か、
あるアンケートによると、次のような結果がでた。

1位 お見合いパーティーに参加した
2位 結婚相談所に登録した
3位 合コン
4位 習い事などの自分磨き
5位 親戚に見合い写真を送る
6位 出会い系に登録する

※アンケート実施:株式会社パートナーエージェント
37 歳~43 歳の男女1,200 名
「婚活」にまつわるアンケート
実施時期・回答者の抽出方法については無記載

ランキングは全て男女共同じだった。

【♥今の小文字由子のコメント♥】
上記アンケート。「アラフォー」という単語が
流行語大賞を取ったという話題が書いてあったので、
おそらく2008年。随分昔だった。
今は、第5位の親戚に見合い写真を送るというのは
ほとんどないのでは?
今は、SNSが駆使される時代になりましたので
傾向はだいぶ違うと思いますが。
これから当サイトでも、ぜひ皆様にアンケートを
させて頂くので、どしどしご回答いただけたらと。
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独中女は、言わずもがな自分磨きは最低基本努力条件である。
見た目なんか関係ないよと言う殿方に今のところお会いしたことがない。

女は見た目至上主義。

男も女も綺麗な女の人が大好きなのだ。

どんなに頑張っても、ただ20代であるだけで輝かしいという、
その弾ける若さに勝てる訳がなく。

30代になって、顔や体型の造形を、
自分では頑張って維持しているつもりでも、
昔の写真を見ると否が応でもその異変は歴然。
一日も長く、好きな自分の『スタイル』に留まるよう磨くのは必然であろう。

ここで特筆しておくが、独中女の現在交際相手が居ない人の中で、
半数以上50.7%が「交際相手がほしくない」との結果も。
※2011年6月実施 楽天グループの結婚情報サービスオーネット実施。
20代~40代未婚女性に恋愛・結婚意識のアンケート調査

本回のコラムでは、積極的に婚活をしている独中女の活動を考えてみたい。

上記ランキングにあったように、
婚活の第一歩としては、合コンに参加したり
結婚相談所に入会・出会い系サイトに登録する、
と、生身の人間がいる場所を求めて身を投じることだ。

奇しくも本日。このコラム掲載の日は、あの連続不審死の殺人の罪に
問われている木嶋佳苗被告37才の判決が言い渡される日。
男から貢がせた金額はおよそ1億円以上とも言われている。

この木嶋被告が、何番目かに殺した男性は、
国内会員数が100万人いるという某出会い系サイトで
出会った人だったらしい。

彼女は、婚活の為に出会い系サイトに登録したのか、
金づるを釣り上げる為に登録したのか現時点では定かではないが
このサイト、海外でも会員数が多く知られている出会い系サイト。

実はワタクシ、ニューヨークに1カ月滞在した時、
あまりに寂しくTVのCMで何度も宣伝されていた
このサイトに申し込みをしたことがある。

実際にはお世話にならずじまいで、すっかり忘れていた。
が「婚活を頑張ろう!」と鼻息荒く決意した時、このサイトを思い出した。

この時ばかりは、実物より可愛目に見えると思われる顔写真を掲載して、
真剣に頑張ったことがある。

何もしないより、動いたほうがいいかと思ってね。
最初は数多くの知らぬ男性の顔写真を捲るめく見られるというのは、
めっちゃ抵抗あった。ちょっと吐き気がするくらい(笑)

がしかし、だんだんと見慣れて来て、殿方から送られてくる
突っ込みどころ満載のメールの文章が面白くなってきちゃってね。

無料体験会員から、本会員に申し込み、1年間契約。
かかった料金は1万4~5千円だった。

自分の実年齢を出しているので、きっと奥さんと死に別れた人とか、
バツイチのおじさんとかがくるだろうと思っていたら、
下は20代から、上は60代まで、バラエティーに富んだ年代からアプローチがあり驚いた。

ちょっと紹介すると、僕と付き合ったらルブタンの靴をプレゼントしてあげる
とのたまう20代医師だったり。

延々と政治の話しをメールでやりとりする会社員だったり。
奥様と離婚し子供3人と自分の母親、加えて母親のお姉さんも同居しているという
50代の方からのご連絡や、腹筋の写真を送ってくれる人だっり、
自慢の赤い外車の写真をメールで開けない程の容量で送ってくれる方とか。

そして、奇跡的にもメールでのコンタクトから実際に電話で話すことになり、
それが1カ月程続きやっと会ってみていいかなと思いに至って会った方がいた。

そしてこれまた信じられないが付き合うことになった(と私は思っていたが)
数週間経てども名前を教えてくれず、名前を教えてと聞くと「なんで名前が必要なの?」
と言われ、名無しのごんべだった人など、結婚には当然至らなかった。

結局、この婚活を通して、結婚ということがどれ程困難なことであるかと再認識しただけな気もする。

独中女になってからの結婚率がえらい低いのもうなずけるのである。

周りの独中女にも聞いてみた。

会社員 東京在住 Mさん(42才)は、
今、流行りの「街コン」に四十路を迎えたばかりの友人と参加。

エントリーに並んでいる面々を見てぞっとしたという。恐ろしく年齢層が若い。
取材に来ていたマスコミのクルーに、迷わず近寄られインタビューされたとのこと。
「婚活ですか?」と。参加者の中で独中女は自分らだけだっただけなのではと。

街コンが始まって、ある店に入っても、自分達だけの周りだけ誰も近寄らず。

まるで2人で飲みに来たような佇まいに、
居たたまれなくなり15分でその場を逃げ出し、
近くの居酒屋で女2人で呑んで生き返って帰ったと。
もう二度と行くまいと言っていた。

震災後、長い春を終えて結婚するカップルが増える中、下記のデータでもまたうなずけた。

Q.震災で「結婚」を意識しましたか?との問いに、
未婚女性は「はい」が29%、「いいえ」が71%とのこと。

※Kirei Style Around40総研
「アラフォー世代のリアル恋愛・結婚事情」のアンケートのデータ結果)

このアラフォー女子の冷静なこと。

やはり、現在の生活に事を欠かないのか、
幾度の恋愛を通して現実を知りつくしあえて
期待をもたない女子が多い世代なのであろうであろうか。

独中女の皆さん。

今、恋してまっか?

 

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