『阿川佐和子さんの婚約報道で考える高齢結婚の是非』

63才で初婚の婚約 !?

 

阿川佐和子さん(63)が、6才年上の元大学教授(ってことは69才!?)と
婚約したとのこと。

めでたい。
お祝い申し上げる。

いや~、還暦過ぎて婚約って、
若い頃のそれと違って、
大変に素敵なものに思える。

なんせ、頑張って自分で艱難辛苦を乗り越えてきた
人生の終盤に、一緒にいたいと思える人に
出会えたってことですからね。

阿川さんは、お見合い歴30回と雑誌の取材に
語っていたらしいが、30回は多いのかな、、、
少ないのかな、、。

私はフォーマルなお見合いは3回、
その他の婚活パーティー、人の紹介で会う等、
ちょっとした出会いを含めれば30回は
とうに超えている気がする。

阿川女史の作家である父上は、
娘に『嫁に行け』が
口癖だったと言う。

その父上は、昨年の8月に94才で老衰で亡くなられている。
それから約1年経ってからの婚約報道。

思うのだ。

子供を産みたいと思う人は、
1日でも早く結婚できるライププランを立て、
危険度低い妊娠可能な早めに(若いうちに)
結婚相手を決める手を打ったほうがいい。

(※危険度が低い若いうちという基準は、
日本産婦人科学会が定める高齢出産の年齢、
つまり35才以下を言う。
但し、高齢出産だからと言って、
35才以上の人の妊娠・出産する全ての人が
危険と言っている意味ではないのでお間違いないように)

子供を産まない選択をした人生なら

但し、もう子育てする体力に自信がないから、
もしくは子供は欲しくないと思い、
子供を産まない人生を選択する意志決定が
なされているのであれば、
「結婚」にこだわらず、
いかに自分らしく生き、
いかに楽しく生き、
いかに仕事をしていくかを考え
トライして、やりたいことに熱中して
生きるほうが得策であると考える。

自分のやりたいことの幅を広げれば、
自分の携わる仕事を広げれば、
自分の学ぶ場を広げれば、
自分の遊ぶ場を広げれば、
自分の会う人の範囲を広げれば、
違う人生、違うパートナーとの出会いが見えてくる。
これ絶対に。

なので結婚したいと思って嘆くより、
結婚できるか否か不安になるより、
結婚しないと決めて、
よりなりたい自分、
より自分の好きなこと、
より興味のあることにトライしていけば、
おのずと、視界が変わる。

視界が変わると、
想像もしない風景が見えてくる。

そうやって生きていれば
そこに「結婚したい」と思える
パートナーとの出会いがある可能性もあって、
結婚に至るってことはあり得ますからね。
妊娠・出産のリミットがある以外を
考えるのであれば、そゆ可能性はある。

全く結婚に興味がない人、
もともと結婚願望のない人は、
ぶれないで、そのまま突っ走ればいいと思う。

 

親の死で変わる独身女性の心情

 

『嫁に行け』が口癖の父上が
生きているときに婚約に至らなかった、
阿川さんの詳細の経緯はわからない。

いつから付き合っていたなど馴れ初めも、
今のところ報道されていないが、
63才であえて『結婚』の道を選択する
というのは、きっとお父上を看取った
からゆえの境地なんではないかと思う。

親の介護をしているときの、
独身である自分の境地と、

親が亡くった時の、
独身である自分の境地は、
自分の経験からの意見であるが、
確実に違う。

自身の境地から見たとき、
明らかにパートナーの存在の意義が
変わってくる。

親は、子供からすると、
確実に自分を応援して、
見守ってくれる存在。

その存在がいなくなったら、
自分のアイデンティティさえも
変わる気がしてならない。

高齢結婚を想像すると

 

63才になった時の自分の心境を想像して、
いざ、70近い方と結婚する自分の人生を
仮想してみる。

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うん。

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ないね。

どうせなら、私は年下の人がいいな(笑)

まあ高齢と言っても今の60代は若いですからね。
その人によるところもありますが。

子供を産まない人生と決めた人は、
仕事を楽しみ、学ぶことを続けていけば、
確実に幸福度がますます高くなると思う。

心理学者のレビンソンは、ライフサイクル理論の中で、
主婦と、子供を育てながら働く女性のそれぞれの幸福度を測ったら、
人生の後半は、主婦より子育てしながらでも働き続けた女性のほうが、
幸福度が高くなるとあった。

独身は、妊娠・出産・育児がないぶん、
思い存分、なりたい自分の具現化ができる。

但し、まずはなりたい自分を明確に描けてないと、
言わずもがな、なりたい自分の人生など歩めない。

自分に真摯に向き合い、
目の前のことにトライし続けていたら、
そこに「一緒にいたい」と思えるパートナーに
出会えるなら、こんなラッキーなことはない。

阿川さん、おめでとうございます !

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