『もし万が一結婚が決まったら、披露宴をする!?しない!? vol.8』

2012.4月から連載した
『独中女の心の叫びを聞いてくれ』のリライトです  vol.8

 

 

先日、バイトからくたくたで帰宅したある夜のこと。

睡魔に襲われ、布団が手招きしてるテレパシーを感じ、
誘われるまま布団に潜り込もうとした時。

テレビから、73歳の渡邊玉枝さんが世界最高峰の
エベレストを制覇したとのニュースが聞こえてきた。

しみじみと今までの生きてきた中村さんの山を登る為の
日々の生活や人生を想像すると、このままやることやらずに
寝てしまう自分に、こんなに甘くてええのんか?!

と突っ込みを入れながら、思いっきり寝た小文字由子です。

エベレスト制覇と一言で言っても、
富士山の約2倍の高さの山を登るって
どんだけ凄いことだろうか。

それも御歳73歳ですからね。
四十路を過ぎて富に体力が減退したと
思っていた自分を猛省。

やはり、やりたいことへ
挑むパワーは、
年齢や困難を乗り越えるのね。

 

新婦20代の披露宴に参列して思うこと

 

さて本日披露宴に参列してきた。
綺麗なシティホテルの宴の間。

美しくて可愛い新婦は20代後半。
新婦の言うことは全部聞いてくれそうな
新郎は30代前半。

職場内結婚。
当然同僚の参列者も皆若い。

独中女の私は、
婚礼にゲストとして参列するのは、
もう幾度目かわらない。

同じテーブルのアラサー女子に
「由子さんの結婚式呼んでくださいね」
と言われてハタと考えた。

全く自分の披露宴のイメージが湧かないからだ。

まずもって、
結婚する相手を調達しなければならない
問題云々もあるが、
40代でホテルで披露宴を開く・・・
というのが、全く絵に浮かばないからだ。

そこで調べてみた。

リクルートのブライダル総研のアンケートでこんなデータがあった。

2010年の1年以内に結婚した人への
20項目の質問に対して、
披露宴実施意向の高い人と
低い人と比べ、

披露宴の実施意向の低かった人が、
実施意向の高かった人に比べて、
大きく上回っていた要素、
つまり「実施意向の低い人の傾向」
として言える項目が下記とのことだ。

 

披露宴を実施するのはちょっと。。と思う人のその理由は?

 

最も『実施意向の低い』人が挙げたのが
1.「結婚式を挙げるような年齢ではない
と思った」とのこと。

年齢を理由に実際に披露宴を
しなかった人達の平均年齢は38.3歳。

30代半ばを超えると、年齢の問題が、
十分披露宴を実施しない理由に
つながると考えられると出た。

その他、実施意向の低かった人が
挙げた割合が大きかった項目は、次の通り。

  1. 親戚づきあいの面倒さ
  2. お金の問題
  3. 職場の上司や同僚との付き合いの面倒さ
  4. 相手が結婚式をしたくなかった
  5. 友人知人が少ない
  6. ドレスが似合わない
  7. 同棲期間が長い
  8. うまく挙げる自信がない

このデータからすると、
まぁ若きもちょっと老いても、
披露宴を実施すると言うのは、
それまでの集大成として、

親戚や友人達に披露したり、
感謝したりできる場所でもあるが、
全ての人間関係に気を配り、
エネルギーがないと
やり遂げられないというイメージなのだろうね。

なんで年齢が高くなると
結婚式を挙げるような
年齢ではないと思うのか。

40代の独身の男女に聞いてみた

 

早速、独中女と独中男の友人数人に
メールで意見を聞いてみた。

1人を除いて皆、
今更恥ずかしいと返事が返ってきた。

(独中男の1人は、お嫁さんが若くて、
相手がやりたいと言えば披露宴を
すると返ってきた。

ほっほっほっほっ。
架空の若い奥さんに既にデレデレ)

歳を重ねて良くも悪くも
様々と経験してしまうと、

披露宴での美しい表現の世界と、
現実の生活とのギャップを、
大きく感じてしまうからかもしれない。

ラブラブぶりに、そうは言っても
「今はね」と突っ込みを入れたくなったり、
どんな立派な披露宴を挙げても、
離婚する人を何人も見てきてしまっているし。

こちらが歳を重たと言うことは、
参列する親戚も歳を取っていて大変だし、
両親もしかり。

初々しく第2の人生のスタートを
切る2人であることが定番としては、
あまりに貫録が付いてしまうからかもしれない。

そうは言っても今日の披露宴も、
号泣してしまったのも事実。

親が子に対する想い、
子が親に感謝する気持ちの
部分については、
普遍的に感動するのも事実である。

もし自分が披露宴を開くとしたならば、
本当に今まで苦楽を共にしてきた数人の
女友だちに、奇跡のウェディング姿を見て貰い
「やっとだよ」と苦笑しながら突っ込み
満載で見て貰うのも面白い。

御歳73歳でエベレストを制覇する
女性が出る時代。

年齢に関係なく、自分がしたいことを
飽く無く挑戦できる自由のある時だから、
なんでもありだ。

この際、タテマエ禁止の披露宴を開いて、
参列者に爆笑して貰いながら進める
披露宴もいいかもしれない。

「2人で初めての
共同作業のケーキ入刀」も

「エッチも旅行も生活も既にしている
2人だけど、本日何度めかの共同作業、
ケーキ入刀ございます」とかね。

なんつって。

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