『変える勇気』

vol. 11の登場した独中女さんの記事を
読み直して思ったこと

 

右も左もわからん20代前半の
新入女子社員の断れる
勇気の度合とは?

 

20代前半、
仕事の指導を受ける
会社上司に、
何度も体の関係を求められたら、
一体どうなるのか。

「やらせろ。」
と単刀直入に言うやつは少ないと思うが、
じわじわと、若い自分より、
経験の多い上司が、

そのような関係に
知らず知らずに持っていく
なんぞ、赤子の手を折るような
ものだ。

私も、そんなふうに
結果振り返ると、
そんなふうに
徐々に、そちらの道へ
引っ張られたという記憶もある。

年取った自分だったら、
即見破れるのに、
当時は、断れないとか、
どう断ったらいいのか、
分からないというのが、
現実だった。

 

パワハラという
概念の輸入の結果

徐々に徐々に、
百戦錬磨を経験している輩は
頼るところはここしかない
とこちらに思い込ませていくのだ。

こちらの視野をどんどん狭くして
いくのだ。

昔は、パワハラなんて言葉も
なかったし、

セクハラなんて言葉もなかったので、
するほうも、されるほうも、
そゆことがハラスメントに当たる
という認識がなかった。

人を困らせること。嫌がらせ。
これが、ハラスメントの言葉の意味。

会社の組織で、
嫌がらせを受けても、
我慢するか泣き寝入りしていた。
昔は。

社員旅行で肩を組まれて、
オヤジとカラオケでデュエット
しなくてはならなかったり、

お酌もしなくてはいけなかったり、
しないと気の利かないやつだとなったり、

悩みの大半が人間関係からくるもの
なのだから、
指示下にいる部下は、

上司の不条理な求めに、
ムゲにする態度や発言を
うまいことできないのが、
常だった。

だった。って、
今、過去形で言っているが、
今は少しづつ、
会社がコンプライアンスを推進していたり、
パワハラ、セクハラに関するガイドライトンも
普及してきた。

でも、まだまだ、
男は、
女は、
こういうものだという
価値観の無意識の押し付けや、

もろブラック企業も、
実はブラック企業も、
理不尽すぎることが、
完全には無くならない。

初体験の相手が、
半ば強引に会社の上司に
なってしまった彼女。

過労で自殺する人を
そんなの逃げればいい、
死ぬなら辞めればいい、

という意見を
言う人がいるように、

嫌なら断ればいい、
とか、
そうされる原因が
本人にあったのでは、
とか、
嫌じゃないから、
受け入れたんじゃないのか、
とか、

言う人がいたら、
違うとお伝えしておきたい。

もう毎日、毎日、
徐々に徐々に洗脳されて
いくんですね。

見えなくなっていく。
正常な感覚がなくなって
そうなることを、
そう受け入れることに、
違和感を覚えなくなって
いくんですね。

なので、
私は、
今回登場した独中女の方が、
上司と初体験を経験し、
退職して、26才で上京する
という思い切りの行動に、

当時の彼女の勇気の選択と行動に
拍手を送りたくなった。

その場に居ては、
進まなくては、
悩んでいては、
悲しんでいても
仕方ないですから。

一歩、今までと違う
勇気の一歩を踏み出そう。

ひとつ、今までとは違う行動、
ひとつ、今日とは違うやり方、

勇気の何かを
行動した人にしか、
新しい何かは訪れないんですね。

自分の小さな脳の中だけで、
あーでもない、
こーでもない、
どーだろう、
でもな、

なんて思っていても、
世界は変わらない。

どんな過去があろうと、
自分の描く未来、
自分の希望、

それを忘れなければ、
違う何かが訪れる
行動をおのずと起こせる。

そう改めて思ったのでした。

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