2012.4月から連載した
『独中女の心の叫びを聞いてくれ』の
リライトです vol.12
四十路の初産に、我が身を重ねる喜び
フリーアナウンサー八塩圭子(42)さんが
妊娠6カ月で、11月上旬に出産予定である。
(※2012年10月9日に帝王切開で第1子となる男児初出産)
スポーツジャーナリスト金子達仁氏と
結婚しており、まさに待望の第1子の妊娠だ。
八塩さんは、自身の公式ホームページで
「もうかなり激しい胎動があり、
その度に幸せを感じています。
ほんとうに年齢が年齢なので、
かなり不安はいっぱいですが、
なんとかゴールできるよう、
頑張ります」と喜びを語り、
さらに
「40代出産を乗り越えた皆さま、
いろいろアドバイスください」などと
コメントしているそう。
八塩さんは、
9月が誕生日なので
出産する年齢は43才となる。
今回の独中女さんは、
あることがきっかけで、
26歳の時に上京。
今回お会いした独中女の
橘はなさん(仮名)43才は、
席に着くなりこのニュースを
我が事のように嬉しそうに口にした。
では現在、妊娠する可能性のある
相手の方がいるのかと聞けば
そうではないとのこと。
「今、自分にその機会が
突然訪れるたとしても
こういうニュースは
希望になるじゃないですかぁ~」と語る。
彼女のいでたちは、
小柄な体型に、
赤のボーダーのトップスに
ジーンズ、片腕には黒のリュック。
会社帰りの姿である。
お顔は、ハーフと見間違えるほど
堀が深く、色が白い。
今、気になることは
顔のたるみの対策だという。
色々試した結果、
顔の筋肉を鍛えることが
一番の対策と結論付いたらしい。
見ているこちらとしては、
顔のたるみなど気にならないのだが。
今回登場する独中女は
初体験の相手が妻帯者の上司!?
さて、彼女。
出身は和歌山。
地元の高校を卒業し、
大手の繊維会社に就職。
営業部に配属され、
日々10才歳上の上司の男性と
車で営業で回っていた。
ある日、車がラブホテルに
駐車場に入る。
上司が当たり前の様に求めてきた。
最初は拒んでいたが、
あまりの押しの強さに
それを受け入れることになる。
初めての男性経験だった。
4年経ったある日、
会社に飽きて退職。
その後2年間は
地元のコンビニで
アルバイトをする。
考えてみたら、
その不倫関係を
精算したかったから
退職したのかも。。。
と昔の記憶を辿って彼女は言う。
子供の頃から東京に憧れがあった。
その為に蓄えをしていたこともあり
上京することに。
26才の時だった。
初めての東京での居住先は、
友人が住んでいた都心から
約1時間弱離れた東京都。
しばらくはたんまり蓄えが
あった為、ゆるい感じで
近所のコンビニでアルバイト
して過ごす。
近所の知り合いがどんどん増え、
夜な夜な飲みに出掛けていたという。
28才の時、
原宿にある小さな繊維会社に
正社員として就職。
現在43才になるまで、
今の会社で働いている。
その間、仕事で知り合った
一回り年上のバツイチの
男性とお付き合いし、
結婚も申し込まれたが、
決断できず別れた。
合コンの誘いも、
男性を紹介してくれる
という誘いもほとんど
断っていた。
結婚を申し込まれても
断る理由ってなに!?
その理由を聞くと、
好きな人とずっと
一緒に居ると
疲れそうな気がするし、
ずっと一緒に居ることによって
嫌われてしまう気がすると言う。
独り暮らしが長いので、
独りが一番ラクと思っていたからと。
休みの日は、
一歩も外に出ないで、
カーテンを閉め切って、
日がな一日、
平日に録画していたドラマや
バラエティーを見ていることが
多いという。
彼女は、マッチと福山雅治さんの
ファンクラブに入っている。
マッチの年に一度の
クリスマスディナーショーは、
飛びっきりのお洒落とメイクを
施していく。
そのライブで知り合った友人とも
今ではとても親交が深くなり、
ライブの前後は、
至福の時が続くという。
そのことを話している彼女の目は
輝いていて素敵な笑顔だった。
何より、本当に楽しそうなのだ。
そんな彼女が四十路を過ぎた時、
父が病に倒れる。
毎週末、地元へ帰り父の看病をし、
約半年後、父の最期を看取った。
地元に残された母のことを想うと、
自分が結婚して子供を産んで
見せてあげるのが、
最高の親孝行でないのかと
強く思いだす。
実家は二世帯住宅。
母が住む家の隣には
兄夫婦が住んでいる。
が、兄はギャンブルで
何度も失敗し、
親に何百万も借金を
精算して貰っている
という体たらく。
兄に対する信頼感は少しもない。
最近ではネットの出会い系の
サイトに登録もした。
が、1人、2人と男性と
コンタクトを取っていく中で、
心から面倒に思ってしまう
自分もいると。
めげずに今度、
男性を紹介してくれる
という話しに
勇気を出して会ってみようと思うと語る。
彼女は今までを振り返って、
その瞬間は楽しいことが
沢山あったし、
後悔もしていないと。
独身でいることに自分は不満はないが、
親に孫の顔を見せてあげたい。。。
ただ、今は母に孫の顔を
見せてあげる為に頑張りたいという。
たがら、彼女にとって
八塩さんの妊娠が、
自分のことのように
希望になったらしい。
「まぁ、こればっかりは
分からないですけどね。
でも私の特技は
悩まないってことですから、
やってみますよ」
と笑顔で帰っていった。
世の中には、小さい頃から
これになりたい、
あれになりたいと
「夢」を持って生きて
来ている人もいれば、
今回登場したはなさんのように、
目の前にあった自然の流れに
沿って生きてきた人も
沢山いるだろう。
人生は十人十色。
必ずしも結婚することが、
または子供の有無が
幸不幸を決定づける
ものではないと思っているが、
自身が希望を持って
生きていけることが
自体が一番の幸せだと思っている。
彼女の今後を見守って
いきたいと思う。
って自分が一番心配なんだけどね。
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