『 独中女のシェアハウスは有効か!? vol.22』

2012.4月から連載した
『独中女の心の叫びを
聞いてくれ』リライトです vol.22

シェアハウスは独中女の
終の棲家になり得るのか!?

「家族」というとどんな
イメージが浮かぶ?

若い両親と小さい子供が2人。
車のCMに出てくるような
構成の家族の絵が私は浮かぶ。

だが最近、自分がいつまで
経ってもそんな家族を

構成することができないことに
呆れている。

結婚するのも子供を
産むもの当然と疑わなかったが、
思い続けて二十数年。

未だその気配すらない。
こうなると家族を構成する
人生のシフトから

1人で生きていくシフトの
本腰を入れて考えて
いかなくてはならない。

正職を持たない女が
1人生きていくには
どうしたらいいのか。

何か名案はないのか。
そんなことをざっくりと

考えてはみたもの日々の
生活に忙殺され、

自分の未来がユラユラと
揺れる蜃気楼のように
ぼやけたままであるのは
今も変わらない。

が、先日40代女性向けの雑誌に
シェアハウスなるものが掲載されていた。

入居者待ちがいるほど
人気の大人女子のシェアハウスや、

シングルマザーの人だけが
集うシェアハウス。

物件が都心のど真ん中に
あってモデルルームのような

広いリビングに居住者用の
オーガニック農園まである
シェアハウスなどだ。

よく「鍋の覚めぬ距離」に
友人がいるといいのになぁと
思うことがあるが、

そう事情がうまいこと
いくことはなかなかない。

でも女一人暮らしでいると
近所に空き巣が出たと言えば
不安になるし、

自分が風邪など引いた時には
心細くなることも多い。

そんな時、家族以下友達以上の
人が近くにいると安心するのは確かだ。

記事を読むと実際にシェアハウスで
生活している人のがその安心と
くつろぎを現実に享受している様子が伺える。

なぜそんなことが実現できるのだろうか。
他人様と一緒に同じ屋根の下で住んで
疲れないのかとか、腹が立つことはないのかとか、

風呂やトイレで不便を
感じることがないのかとかが
先に私の頭をもたげる。

シェアハウスというのは、
一軒家やマンションで

リビングやキッチンを
共有スペースとして個室を
自分の部屋として生活する形態。

海外ではルームシェアして
生活することは当たり前だが、

最近では日本でもかなり
増えてきたらしい。

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企業が運営・管理するシェア住居のユーザーは、
この4年間で3倍以上になったとか。

他人様と一緒に暮らすことなど
考えたこともない自分だが(結婚以外に)、

今のシェアハウスの増加率を
見ればその需要がある訳で、

昔と事情が違うようなので
少し調べてみた。

シェアハウス専門の物件紹介サイトの
「オシャレオモシロ
フドウサンメディアひつじ不動産」
http://www.hituji.jp/ 。

このサイトを覗いてみて
まず驚いたのは
そのバラエティに富んだコンセプトだ。

緑に囲まれた自宅スタジオで
仲間とヨガを楽しむだとか、

おしゃれな北欧風の
インテリアのリビングの家やら、

リノベーションされた古民家で
暮らすとか、

ファミリータイプで
保育所付やら国際交流を

コンセプトに外国人がいる
シェアハウスもある。

自分の生活スタイルに合わせて、
自分の興味のある分野や

はたまたサポートして
ほしいものを希望できる
「ソフト」が充実しているのだ。

入居者が女性限定の
ところもあれば、

男女のところもあれば、
外国人もOKのところもある。

シェアハウスに
住む人の属性は、

男女比でいうと
男性は31%で
女性は69%。

男性より女性のほうが
協調性が必要とされる共同生活
適しているのか。

昔は居住者の割合は
外国人が多かったが

昨今では

日本人は73%、
外国人が27%

日本人が入居者のコアに
なっていることが分かる。

年齢構成は、

20代前半が28%、
20代後半が37%、
30歳前半が19%。

他にもシニアカップルと
ファミリータイプと一緒や、

赤ちゃんから80代の
お年寄りまで一緒の
シェアハウスもあるらしい。

入居者の就業形態は、
もっとも多いのが

就業形態は正社員26%、
次が派遣社員の15%、
契約社員・嘱託が9%。

入居者の中心はきちんと
働いている社会人であることがわかる。

ひと昔はシェアハウスに
住む人と言えば「お金がない人」
というイメージだったが現在は違う。

年収は300万以上が半数程度、
25%が240万~300万だそうだ。

多くはアパートや
マンションを
借りて住むことができるが、

シェアハウスに
なんらかの魅力を
感じて選択しているのが伺える。

その魅力はなんなのか。
メリット面を挙げてみると

  • 敷金・礼金がいらない
  • 家賃が安い
  • 家具・家電が備え付け
  • セキュリティ面に優れている
  • 管理費の中に光熱費も含まれる
  • コミュニティがある

家賃は調べてみると
3万5000円~7万6000円が
多く見られる。

(都心のど真ん中などは
10万に近いところも)

また今のシェアハウスは、
運営会社がいるので

様々問題があった時
介在してくれるのがいい。

入居する時必ず面接があるらしく、
その時に人柄や価値観を

見るのでおおよそ
フィルターがかかるのだという。

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相性の合った人たちと
程よい距離感を持って

生活ができる確率が
高いとのだ。

「人と一緒に暮らす」というのは

血の繋がった家族でも
大変なのだからそれなりに

気を遣うのは当たり前で、
最低限のルールを
取り決めているところが大半。

帰宅した時誰かがおかえりといい、
時間が合った人と夕食を共にする。

自室で1人でいるのが
飽きればリビングに
行けば誰かがいて話しができることも。

運営会社がシェアハウスで
パーティーを開くこともあり、

このパーティーで住居人が
仲良くなることで、
さらに生活がしやすくなる効果があるとか。

仲が良ければ多少のことは
大目にみてあげたり、

さらっと注意し合える仲に
なるかららしい。

シェアハウスの自室の間取りは、
4畳半~11畳と物件によって

様々だが6畳が多いと
見受けられる。

台所家電は共有スペースにある訳なので
それ以外で6畳に自分の生活する

全ての荷物が収まるようにしなくては、
身軽に引っ越しはできない。

2011年の国勢調査で、
1人世帯は全世帯の中で
最も多く30%を突破した。

今後も一人暮らしの人は
どんどん増える見込みは
間違いない。

未婚の人ばかりでなく
離婚した人もということだ。

そこで考えた。
企業が運営する
シェアハウスもいいが、

独中女の友達同士で物件を購入し、
シェアハウスを作るのはどうだろうか。

全く知らない人よりは
長年生きてきた歴史を
知っている女友達だもの。

独身も離婚も関係なく
共に暮らせたらこんな
安心なことはない。

購入するのは
2500万~3000万ほどの
物件にして、

リノベーションするなら
物件価格の20%に
抑えるといいとか。

1人暮らしの家賃が
8万だとして年に96万。

更新料など考える
ともっと増える。

3人で共同で買えば
約10年も過ぎれば
物件が買えてしまうのだ。

親しき仲にも礼儀あり
ある程度のルール決めをしておけば、
鬼に金棒だ。

途中、万が一50代、60代で
シェアしていた友人が結婚で
家を出ると言い出したとしても、

その位には物件のローンも
払い終わっているから支払に
困ることはないだろうし、

早くに抜ける人が
でたとしても新たに
親しい人を招いたっていい。

1人で暮らしていると
休みの日、一日、
誰とも喋らないことも
ある

友人とシァエハウスに
暮らすことで、
程よく人と接することができる。

また人の気配があるのは
安心することもある(程度によるけど)。

結婚しなくとも距離感を
持って人と暮らすことの

できる選択肢があるは、
独中女にとって心強い。

だって女の子だもん、
心細い夜もあるからね。

てか。
まだ結婚は諦めてはいないけど。

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