2012.4月から連載した
『独中女の心の叫びを聞いてくれ』の
リライトです vol.11
年上男に
エスコートされ続ける女と、
年下男を
エスコートし続けた女の
人生の違い
話題の長谷川理恵さんの
著書『願力 愛を叶える心』
を読んだ。
※当時発売されていた本です。
彼から貰った婚約指輪の
ダイヤが小さいとクレームを付け、
10日程話し合って夫は急性胃潰瘍で吐血。
「こんな程度の問題で
血を吐くような弱い男と
なんて一緒にいられない」
との発言らへんが
バッシングの格好の的である。
著者は、彼のお陰で
自分の傲慢さや
金銭感覚のズレを
気付かせて貰った
と反省の弁を綴っている。
考えるに、
生まれてこの方
お金に困ったことが
なく育ち、
大学を卒業してから
あれよとあれよと
売れっ子モデルになり、
20歳近くも
歳上の男性から
エスコートされ続けた
世間知らずの女が、
想像力のあまりの
無さも手伝うが、
勘違いする可能性は
無きにしも非ず。
私も経験があるが、
歳上の男性と付き合うと
高級な店に連れて行って
くれたり、
上質な物を教えてくれたり、
親切にも自分の為になる
アドバイスまでくれたりする。
ある意味、恋愛関係にも
関わらずまるで父が
娘を育てるような面も多い。
また世の中には、
その逆の関係性の恋愛も
あるのも事実。
てなことで、
今日は恋愛で
いつも年下くんを
育てることになる
独中女を紹介したい。
本日登場する独中女は、
バツイチ子持ち息子1人の44歳
宝飾店店長を務める
美咲さん(仮名)44才。
女優の真木よう子さんに
似ていると言われるのも
頷ける美人。
華奢な体で、
ショートカットから
のぞく耳に揺れる
ダイヤのピアスが印象的。
実は彼女、
バツイチで息子が1人いる。
20歳の時に
当時勤めていた
ホテルの飲食店で、
6才歳上の同僚とデキ婚。
結婚生活6年目の時、
旦那が同じ職場の
若い女子を妊娠させて、
美咲さんと離婚。
6年の結婚生活だった。
それから彼女は26才で
6才を迎える息子を
抱えながら生きて
いくことになる。
彼女は高校生の頃から
接客業に興味があり
飲食店でバイトを
していた。
その頃から
お客様に告白されたり、
同僚から告白されることが
しばしば。
振り返ると
付き合っている人が
途切れることがない程、
次から次にと
男性から告白される
のである。
離婚後は不倫相手が
心の安定になり、
その後に告白されたのは、、、
離婚直後は、
5歳上の男性と
付き合った。
不倫だった。
が、離婚後生活の変化や
精神的なダメージを
かなり受けていた為、
彼女にとって
彼は心の支えになった。
その後、彼が転勤になり
関係は消滅。
彼女が33才の時、
仕事を通じて
知り合った
22才の男子から
告白される。
彼女が彼へ
仕事に対しての
姿勢を指導した矢先だった。
最初は全く彼を
相手にしなかった。
だが、猛烈なアプローチと、
人懐っこい笑顔にほだされ、
デートに行くことに。
そのデートがきっかけで
交際に発展。
純粋に自分を強く
求めくれたことが
彼女はとても嬉しかったのだ。
彼は実家で、
美咲さんの家は、
両親と息子がいるので、
デートする時は、
外食かラブホテル。
かかった費用は、
全て割り勘。
彼女がお金を全部
出そうとすると
彼が頑なに嫌がった。
彼は仕事のことを
よく彼女に相談し、
彼女は親身になって
アドバイスした。
彼は職場で次々と
役職が上がっていった。
ある時、彼に同年代の
彼女ができたことを告げられる。
彼女はこの日が訪れるのを
想像していたので
静かに終止符を打った。
彼女はほどなくして
縁あって転職した。
またもやアプローチが
あったのは、年下の男子
しばらく経った頃、
同僚とよく飲みに行く店で
9才年下の男子に
デートに誘われる。
彼女が36才の時だった。
話しも合った子だったので、
一緒に水族館へ。
彼は自分がこれから
何をしたいのか
分からないと
彼女に打ち明ける。
その日から彼女は
彼の相談に乗りながら
様々なアドバイスを
してあげた。
彼は自分の店を
持ちたいという
夢を持った。
まずはバーテンとして
勉強することに。
彼女は彼を自分の
知り合いのあるバーに
連れて行きバーの店長に紹介。
彼はその店で
修業をすることとなる。
それからは、
デートと言えば
今流行りの店、
話題の店等の
飲食店巡りをし、
行った先で
サービスの
ひとつひとつの
着眼点を彼女は
彼に伝えていった。
その時のデート代は割り勘。
エッチは彼の家で。
育てた彼は夢を叶え
彼女は、、、
彼は彼女と付き合い始めて
7年目で自分の店を持つ
機会が訪れる。
昨年オープン。
彼は店の主として必死で、
彼女と連絡を取ることが
少なくなった。
彼女はオープンしてから
暫く経ってから店を訪れる。
彼は連絡が取れなかったことを
謝っていたが、
彼女は流行っている店を
見て自分のことのように
喜んだ。
しばらくお互いが忙しく
連絡を取ることが
あまりなくなり、
現在は連絡を取って
いないという。
私が勿体無いっ!
と言うと
「いいのよ。きっと店の
ことでいっぱいいっぱい
なんだと思うから」と笑う。
寂しくないのか聞くと
「これから彼は
きっと若い子を
見つけるでしょう」と言い、
彼に執着がない。
「よっ!太っ腹!」と
掛け声をかけたくなった。
今、彼がいない時期が
久しぶりに3カ月続いて
いるという。
彼女は現在仕事も充実し、
子供も成人し、
経済的にも
落ち着いてきた。
だが、仕事で心が折れそうに
なった時、今日こんなことが
あったとたわいもないことを
話したい時、
電話をかける
異性がいないのは
物寂しいという。
同じ独中女でも、
子供を産んでいる人は
切羽詰まったものを感じない。
だが今まで物心共に
大変だった時、
子供がいなかったら・・・
と何度思ったか分からないという。
これからは、
自分の人生の
パートナーを
本腰を入れて探したいと言う。
だが職場は同僚も女性が多く、
来店するお客様も女性か
カップルばかり。
どこに行ったら
巡り合えるのかしら?と
私に質問。
って、こっちが聞きたいよ
と半笑いで突き返した。
それを笑って聞いている
彼女の笑顔に、
私も彼女の懐に
飛び込みたくなる。
今まで彼女に
首ったけになった年下くん達の
気持ちが分かる気がした。
※この独中女さんのその後※
この後、
バツイチの子持ちの男性と
お付き合いが始まり、
現在交際は4年にも及び
順調に続いている
とのこと。
「結婚」という形に
こだわらない域に
既に入ってるっつうことですね。
週末にデートして、
いろんなことを話し、
心の癒しになっているという。
いいよね~。
コメントを残す