『独中女の心の叫びを聞いてくれ』vol.9 の編集後記
コラムに登場した慶子さん(仮名)
の初期の大きな悩みとは?
vol.9に登場した慶子さん(仮名)ですが、
何が大変だったかというと、
お父様が倒れた後、リハビリが必要で、
でも在宅で介護するにはまだ無理という時期、
入院できる病院、リハビリ施設探しが
大変だったというお話しが印象深く残っています。
在宅介護するにしても、
まだ介護する体制に家ではできず、
でも今入院中の病院は出なくてはいけない。
やっと見つけた施設は、
自宅からめちゃくちゃ遠くて、
お見舞いに行くのも、
一苦労。。。となかなかうまくいきませんでした。
親子のための、備えあれば憂いなし
憂いが全くなくなるということは、
絶対にないですが、
事前の準備は重要です。
自分が30代、40代の時に、
両親と、介護が必要になったときのことを
話し合っておくことが本当に大事になってくる
と思います。
言い方が悪いですが、
病気でじわじわと、足腰弱くなっていくと
勝手に想像して、まだ大丈夫だろう。。とか、
あんなに出歩いているのだから、
きっとまだ大丈夫だろうと思いがち。
しっかりしてるしって。
でも突然にそういうことは
訪れるものです。
また、個人差は多少ありますが、
親が70才を過ぎると途端に、
弱くなったなぁぁと
こちらが印象を抱くことが多いようです。
(12人の独中女に聞いた結果ですが)
私の父はガタイが
とても大きいのですが、
ひょんなことから、
あるところに引っかかって、
どしんと尻もちをついたら、
なんと腰の骨を圧迫骨折。
それから4年経ちますが、
その大きな体を動かすのが、
今でも大変なかんじです。
(本人が一番く悔しがってます)
何回か手術もしていますので、
その時に、キャッシュカードの
暗証番号を伝えられたリ、
大切なものは何がどこにあるか、
連絡する人は誰かなど、
エクセル表にしてくれたりと
後々のことに触れました。
面と向かって、亡くなったときの話しなんて。。。
「パパが死んだときにはさ。。。」
「ふんふん」
なんて普通に会話してやりとりすることも
少々抵抗がありました。
でも、それから数年経っても、
彼に何かがある度に確認し合っています。
母が亡くなったときは、
全くそんな打ち合わせをしていなかったので、
もうとんでもなく大変でした。
今でもその名残りは多大に存在しています。
(今でも手を付けられていない事実が)
銀行口座もお金を引き出すのは、
100円だって、めちゃくちゃ大変です。
役場の数種の書類を提出しなくちゃだわ、
兄弟がいれば、
全員から提出してもらう書類があったり、
もうそれを揃えるだけで、
滅入ってしまいます。
ほって置くと、親のお金は銀行のお金になる!?
長い間、出入金がない口座は休眠口座とされ、
休眠口座にあるお金は、5年経過すると、
民法上銀行のお金になっちゃう
って、知ってました?
ちなみに大切な人が亡くなってから、
5年経過なんて、あって間です。
是非いざという時、
どうしたらいいか、
少しづつでも話し合っておくと
いいですね。
まぁ親子関係が
友好な場合に限りますがね。。。(;’∀’)
いざっ! 困ったという時の相談先は?
あと、自宅介護ができない!
となった場合、相談する場所を
ご存じでしょうか?
地域包括支援センターというのが、
各市長村の自治体であるようです。
高齢者はもちろん、その家族の
悩み相談にのってくれます。
今ある小さな問題や、
今後の不安など、
事前に相談をしに
親と一緒に出向くのもいいですね。
私は母と一度行ったことがありましたが、
その後、本人が面倒がって、面談に行って
なかったようです。
高齢者の健康の予防に関しても、
相談できるのですが、
問題解決するにも、
親と一緒に実際に動いてあげないと、
なかなか親も面倒に感じてしまうのかも
しれません。
当たり前のこととして、
自分が子供の頃から親に
ケアされてきましたが、
親と子のケアの関係が、
入れ替わってくるのを強く
痛感した時期でした。
直近では、
駅の売店で見たくらいですが、
今月の文芸春秋で、
「親と子で終活を考える」
が特集されているようです。
ご参考まで。
これから寒い時期になります。
妙な言い方ですが、
思いも寄らず突発的に
寒さによって発症してしまう
季節にもなりますので、
万が一の時のために、
話し合ってみるのを
お薦めします。
但し、こちらが命令したり、
上から目線は、
くれぐれもしないように。
うまくいくのも
こじれてしまう場合が
ありますから。。。
では。
コメントを残す