『芸人さんが昔のネタを披露しているのを見て、当人が耐えられないのに似ている件』

昔の連載を掲載する弊害

現在、2012年から連載した『独中女の心の叫びを聞いてくれ』の第3回まで
掲載していますが、困ったことが起こりました。

この当時のネタが古いこととか、
連載始まったはがりで、文章力がないとか、
様々気になるところが沢山あり、
再掲載することに、かなりたじろいています。

その中でも一番の困惑することと言えば、
私自身の思考の変化です。

この連載を始めたのはもう4年も前。

4年前という月日は、
生まれたばかりの赤ちゃんが、
小走りができるようになって、
幼児なりに意見まで言うようになる、
時間の経過度です。

成人しきった私ではありますが、
この年齢になっても、
4年の月日の経過があると、
思考も変わります。

この連載が始まってやく2年弱連載させて頂いて、
その間に、およそ100人近く独中女の方をインタビューさせて頂き、
加えて、大学院にまで通って、
独身女性について研究した経緯があります。

現在、聞きなれない”独身女性応援の専門家”として、
仕事をさせて頂いている私にとって、
この連載開始時の原稿を読むと、
まさに私自身が悩みまくっているというのが、
原稿を読んで取れます。

この4年の間で経験したことや、
独身女性を取り巻く社会的環境も、
情報も変化しています。

また、私自身が独身で生きていくことに対しての観点や、
その腹積もりや、思考が変わっているのです。

なので、このあーでもない、
こーでもないと、迷路の中をぐるぐる
右往左往しているような文章を読むと、
修正をしたなる衝動にかられて仕方ありません。

よく芸人さんが、自分達の若い頃のネタを
披露しているのを観ながら、
冷や汗をかいて、恥ずかしいと言っている
のに似ている気がしました。

もっとこゆ時はこうするもんだ、
こゆ時は、こうすることが効果的だ。

ネタの構築、間、緩急、
全てにおいて、経過した年数の間に、
自身が経験してきたその力が、
若輩の時の自分の姿を見ると、
恥ずかしいし、指摘したくなるし、
汗が出るんだと思っています。

だから、この未熟な文章や、
定まってない思考を、
あえて『自分』として、
今の私が皆さまにわざわざ披露するというのは、
たまったもんじゃないことがわかりました。

・・・・・・。

つか、今のお前はどれ程なんじゃ?

と言われれば、愚の音も出ませんが、
私の変化と成長は、昔の文章を見ると、
私が一番実感するもんなんだと、
わかりました。

な、の、で、
連載するのをやめようか。。。
とも思いましたが、、、、

やっぱり掲載を続けようと思います。

この独中女のコラムで、
「いづれ結婚するつもりと思っていた」自分が、
「このまま生涯、独身女性として生きていくことになるかも!?」
という現実の前に、途方に暮れ、
どーしたもんかと模索しているその自分の姿自体が、
現在、四十路前後で人生を模索している方々の気持ちを
代弁するかもしれないし、何かの励みになるかもしれないと、
勝手に良い風にとらえ、勇気を出して、恥じをさらして、
掲載を続けることにしました。

なのでこのコラムは、
あーでもない、こーでもないと、
ぐるぐるしてます。

ですが、どうぞ、
4年前の若かりし昔の小文字由子が、
たわごとを言っている。
という体で、是非読んで頂けますと幸甚です。

引き続き、ご愛読を。。。

小文字由子

 

 

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