『さまざまな男遍歴を重ねて事件を巻き起こす美人独中女 vol. 24-1』

2012.4月から連載した
『独中女の心の叫びを
聞いてくれ』リライトです vol.24-1

 

 

こだわりなく不倫や男遍歴を重ねたあげく
男がらみの流血事件を2回も起こした独中女。

41歳で男がいない現在の生活が
もっとも平穏というけれど…。

 

「28歳まで11年間続いた
“セフレ”がいました」

そう語るセクシータレント
壇蜜ちゃんは32歳。

ということは17歳から
28歳までセフレがいたのね。

四十路超えの私が
“セフレ”という言葉を身近な人間が

口にするのを耳にし始めたのは
30代過ぎた頃だった気がする。

離婚した友人が
W不倫をして束の間の

心と体の癒しを得ている
という話しで。

かまととぶる気はないが、
それを聞いた当初は
衝撃を受けた。

「セックスフレンド」
=セックスするだけの

友人ってなんだろうなんて
思ったこともあった。

聞いてみると
皆相手に対して

それなりの好意は
あることは分かった。

体の相性がバツグンに
合う相手だったり、

寂しさを埋めたり、
パートナーに対する

不満を解消したりと
関係を持つ理由は様々だった。

共通しているのは
今より深い関係を互いが
求めないメンドクサクない関係
ということだ。

どちらかが
“セフレ”から逸脱し関係に
対する認識が

変わり始めると
途端に面倒臭い関係となる。

男女の関係はまさに
十人十色だ。

とかく不思議なのは
「なぜこの人とわざわざ
付き合うのか!?」と

傍目から見て思う関係だ。

好みは人それぞれなのだが、
男女の付き合いだったのが、

事件に発展するというのだから、

端から見ると、
まさに男女の仲は、
複雑怪奇だ。

 

今日ご紹介する独中女

浅井礼子さん(仮名)41歳。

現在彼女は設備関係の
会社の正社員として働いている。

彼女とは、取材の際、
吉本興業の会社のロビーで

最初にお会いしたが、
ぱっと目を引く美人さんだ。

彼女は子供の頃から
身体能力が高く、

親が地元の
コミュニティーの
バスケ部に入れた。

みるみる頭角を現し、
バレーボール部が

強い私立中学から
お声がかかった。

朝から晩まで365日、
授業以外はバレーボール。

顧問の女性体育の
先生に憧れ、

自分も体育の先生に
なりたいと思うようになる。

高校では、バレーボールの
全国大会で優勝する
チームでレギュラー
だった。

高校卒業後、
体育教師になるべく
体育大学に進学。

上京し、家賃2万円代の
風呂なし共同トイレでの
生活
が始まった。

大学でもバレー部に所属した。
全国から選りすぐりの
身体能力が高い生徒が集まり、

今までよりも
更に厳しいタテ社会の
中でかなりの気後れがした。

彼女は先輩から
生意気だと言われいじめにあった。

入学して半年でうつ気味になり
バレー部を辞めた

小学校からバレーボールに
明け暮れてきた礼子の生活から

バレーボールを除いたら
暇だけが残った

バイトに明け暮れる
ことになる。

ステーキ屋、ラーメン屋、
居酒屋、ファミレスetc数々の
バイトを掛け持ちした。

バイトの同僚と初体験もすませる。

そんなある日、
バイト先の向かいにある

飲食店のオーナーと
知り合いになる。

24歳年上の人だった。
食事に誘われた。

友人に相談すると
「絶対やられるよ」と言われるも、

彼に興味があったし、
なんせバレーボールばかり

してきた世間知らずの怖い物なし。
食事に行くことにした。

彼は妻帯者だった。
最後のワインを飲みほした後、
彼は彼女の家に行きたいと言い出した。

風呂なしのアパートに
人なんぞ呼びたくなかった彼女は
女子寮だと嘘をつく。

彼は彼女をホテルに誘った。
彼女は少し抵抗したが

彼の自分を讃嘆する言葉に
ほだされ体を許した

それからのデートはホテルだった。

彼女は子供の頃からなりたかった
体育教師の教員免許を取るも、
採用試験に落ちた

加えて憧れの体育教師が
急死した報を聞き、
落胆しやる気もなくなってしまう。

なんとか某メーカーに就職。
だが給与の手取りは12~3万円。

これで風呂付のアパートを
賃貸したら生活ができなく
なってしまう。

実家に戻ろうか悩んでいる時、
時々ホテルでデートをする

飲食店のオーナーが
毎月補助をしたいと言い出した

彼は彼女が稼ぐ毎月の給与と
同額位を彼女に振り込んだ。

但し1年の期限付きだった。

彼女は都心に近い
風呂付のマンションを借りた。

彼は礼子の家に夜来る時は
何日か続けてきたが、

来ない時はぱったりと来ない。

会社から帰って
1人マンションにいると、

彼女は淋しくなって
時間を持て余した。

時々行く飲み屋で
親しくなった人から

近所のスナックで
バイトしないかと誘われた

10人くらい入るカウンター
だけのスナック。

4時間3000円という
水商売と思えない
激安なバイト料
だった。

だが彼女は1人で時間を
持て余すよりもよいと考え、
やることにした。

ママのヘルプはすぐに慣れた。

この続きは、次回へ続きます!

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