『さまざまな男遍歴を重ねて事件を巻き起こす美人独中女 vol. 24-3』

2012.4月から連載した
『独中女の心の叫びを
聞いてくれ』リライトです vol.24-3

 

再びの不倫関係。
その男性から、
金の無心をされるようになり、
それを断ったら、

呼び出された神社で
ナイフで刺されそうになった。

ナイフをなんとかかわしたら
今度はボコボコに殴られる。

ほうほうの体で逃げ出した彼女。
その後、男は彼女に50万を請求してきた。

この独中女さんの顛末はいかに!?

彼女はこれが
手切れ金になるのならと
50万振り込む。

それ以降、
その男からの連絡はない。

それから彼女は
取り憑かれたように
昼と夜と働き、

やけっぱちのように
何人もの男とつき合うようになった

ある日、1回関係を持った男が、
実は薬をやっているという危ない人
だとわかった。

会社を休ませられたり
金の無心をされたりした。

危険を感じ、実家に1週間身を隠した。

マンションに戻ると
玄関の前は荒らされ、

隣の人からは
彼が暴れて大変だった様子を聞かされた

危険度がなくなることはなく、
彼女は夜のバイトを辞め、

再び実家から昼の勤め先に
通うことにした。

彼女が33歳の時だった。

実家に彼女が戻ってからほどなく、
女を作って出て行った父が
8年ぶりに家に戻ってきた

昔は父の関係は
とても悪かったが、

家に戻った父は
彼女をとても可愛がった。

兄に姪っ子も生まれ、
普通の一家団欒の

生活がこよなく平穏に
心地よく感じた。

それからしばらく
恋愛らしい恋愛はなかったが、

36歳の時、
飲み屋で知り合った、

親がビル持ちで働いていない
20歳年上の人と知り合う。

彼はサーファーで
見た目は爽やかだった。

彼から声を掛けてきて
付き合うことになる。

だが彼は一旦酒を呑むと人が変わった

つき合い出して半年した頃、
彼が酒を呑んで暴れて、

彼女は投げ飛ばされ
机の角に頭をぶつけて大出血

救急車で運ばれた。

ある意味、傷害事件だ。


なぜ

こんな
男ばかりと
付き合ってしまうのか

自分を見つめ直す。

 

同じ頃、高校時代、
バレーボール部で

一緒に汗を流し
頑張った唯一の親友が事故死
ししてしまう。

その時、

自分はもっと一生懸命
生きなくてはと猛省した

頑張るといっても
どう頑張ったらいいのか。

思いつくのは
人並みの幸せを築くこと。

39の時、
婚活に精を出し始めた。

あるパーティーで
知り合った人から
交際を申し込まれた。

バツイチだったが
大手企業に勤めており、

通帳の中身まで
見せてくれた。

富士山に一緒に登り、
頂上で指輪✨を渡され
プロポーズをされる。

 

だが。
彼女は断った

 

私は驚いて理由を聞くと、
彼女曰く彼は清潔ではなく
性格が暗いとのこと。

指輪は受け取れないと彼に言うと、
売ってもいいから貰ってくれ」
と言われたという

そして、彼女は本当に
その指輪を売った!

20万になったという。

余談だが、
今まで男から貰った

貴金属6点もついでに
売ったら加えて30万になった。

いろんな独中女がいる。

彼女は取材の最後に、
今が一番心が平穏だと言った。

もう妙な男はこりごりだと。
だが一方で、

世間知らずだった自分に
世間のなんたるかを教えてくれた
男達に感謝しているという。

そして何より、
27歳から現在も勤めている会社が、
自分をよくぞクビにしなかったと
一番感謝している

いや~ほんと。
「なぜこの人とわざわざつき合うのか!?」
と傍目から見て思う関係はしばしば見かける。

離れたくてもなかなか
離れられない関係。

これは一種の「クセ」みたいな
ものでなかなか治らないが、

独中女の年齢になると
その自分のクセすらも
耐えられなくなってくる

いよいよクセの
矯正をする時が来たのだ。

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